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【銘柄研究】DUOL・デュオリンゴとは?世界最大のオンライン言語学習サービスの決算と今後について!

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決算シーズンも佳境を迎える昨今ですが、相場が反転しだして、米国株は季節的に相場の強い11月、12月、1月と入っていきます。

最近の決算発表で大きく上昇した銘柄の一つにデュオリンゴがあります。

CMなんかで目にすることが増えた緑のフクロウがマスコットの言語学習サービスです。

このところ注目を集める会社ですが、投資家の注目も集めています。

私も興味を持ってアプリをダウンロードして英語学習を試しているのですが、なかなか面白かったです。

ではそんなデュオリンゴですが投資対象としてはどうなのでしょうか?

ということで今回はデュオリンゴについて調べてみました。

では早速みていきましょう。

注意事項

当記事は個人的に情報をまとめた素人の銘柄研究記事です。内容は正確なものを心がけて作成していますが、その内容を保証するものではありません。また当記事は当該銘柄への投資を勧めるものでもありません。投資判断についてはご自身で調べた内容をもとにご判断ください。当記事内容をもとに投資判断されませんようにお願いいたします。

デュオリンゴとは

デュオリンゴはウェブサイト、アプリなどを通じたオンライン言語学習サービスを提供するプラットフォームです。

基本的には無料で利用することができます。(課金プランもあります)

2023年9月30日時点の月間アクティブユーザーは8310万人にのぼります。

世界で最も人気のあるオンライン言語学習プラットフォームです。

2011年に設立後、2021年にナスダック上場。

ティッカーシンボルは“DUOL“です

勢いのある成長を見せている、IPOしてまだ年数が経っていない企業の一つです。

デュオリンゴのチャート(2023年11月24日)

Trading view から引用 chart を加工

IPO後から続く大きいカップを形成しているようにも見えます。

決算発表後に急上昇をして、現在上場来の高値圏です。

その上昇では大きい出来高がありました。

急上昇後にも関わらず、下げはそれほど入らずに高値圏を維持しています。

50日移動平均線、200日移動平均線ともに上向き。株価はさらにその上に位置しています。

最近かなりピッチが早く上げてきました、大きく調整するリスクもあります。

マーケット全体に対する強さを示すRSレーティングが99とトップレベルの強さです。

  • 上昇トレンド
  • 大きいカップを形成
  • 前回の高値圏を推移
  • IPO後まだ若い

デュオリンゴの主なサービスとは

Duolingo (デュオリンゴ) 言語学習サービス

ウェブサイトやアプリを通じて言語学習サービスを提供しています。

オンライン学習サービスの利用は基本的に無料で使うことができます。

Super duolingo という有料版にすることで広告が表示されなくなったり、使える機能を増やすことができます。

デュオリンゴでは学習内容をゲーム化することで継続的に勉強し、楽しく学べる工夫がされています。

また利用データを分析、活用することでそれぞれに合った効果的な言語学習を提供する試みがなされています。

楽しく学べるだけでなく、科学的に実証されたメソッドをもとに構築されていてます。

デュオリンゴの5つのセクションだけで大学での5期分に相当する内容が学べることがわかっています。

  • 5分程度の一口サイズのレッスンーゲーム的で続けやすい
  • 研究により学習効果を実証された方法が裏にはある
  • 使えるにフォーカス、できることを増やす
  • 自然に言語のルールに気づくー子供が母国語を覚えるのと同じような感覚で学べる
【40代英語勉強】デュオリンゴを使ってみたので解説

Duolingo ABC (デュオリンゴ エービーシー)子供向け読み書き学習

デュオリンゴABCは子供向けのサービスです。

3歳から8歳の子供を対象に読み書きを教えてくれます。

Duolingo for school (デュオリンゴ フォー スクール) 学校向けサービス

学校向けに開発された進捗などの管理サービス。

生徒が使うデュオリンゴの進捗やデータを一括管理・活用できます。

先生が生徒の管理に使うサービスです。こちらも使用は無料です。

Duolingo English Test (デュオリンゴ イングリッシュテスト)

デュオリンゴではTOEICなどの既存の試験に代わる英語力のテストを提供しています。

2014年より提供を開始。

オンラインで試験を受けることができることから、これまでの試験のように試験会場に行く必要がありません。

受験料は49$です。

現在、アメリカの有名大学の留学要件である英語力の判定基準としても活用されるなど、利用範囲は広がってきています。

デュオリンゴはどうやって収益を得ているか?

デュオリンゴは主に次のようなことから収益をあげています。

サブスク】 利用者がサブスクをすることで収益を得ています。サブスクをすることで広告の表示を無くしたり、使える機能を増えたりします。

【広告収入】 各レッスンの後に広告を流すことで広告主からの広告収入を得ています。

【英語検定】 デュオリンゴイングリッシュテストにて試験を実施。受験料を得ています。

【その他】  デュオリンゴのグッズ販売などを行っています。

メインの収益は何なのか?

下記は2023年第3四半期の決算発表のデータを参照しています。

【収益割合】

  • サブスクリプション   105,887,000$ ( 前年同期比+47%)
  • 広告           11,678,000$ (前年同期比+10%)
  • デュオリンゴテスト     10,612,000$( 前年同期比+30%)
  • その他(関連商品販売など) 9,447,000$ (前年同期比+86%)

サブスクリプション収益が全体の76%と大半を占めているのがわかります。

直近の業績はどうなのか?

今四半期の業績 2023年3Q

  • 総ブッキング  1億5360万ドル (前年同期比+49%)
  • サブスクリプションブッキング  1億2130万ドル (前年同期+54%)
  • 有料加入者数      580万人 (前年同期比+60%)
  • 月間アクティブユーザー 8310万人 (前年同期比+47%)
  • 日間アクティブユーザー 2420万人 (前年同期比+63%)
  • 直近でのユーザー数の伸び、利益ともに大きく伸びています。

過去3年の業績

【売上高の推移】

  • 2020年12月 161.70M
  • 2021年12月 250.77M
  • 2022年12月 369.50M

継続的に大きく売上高を伸ばしてきています。

デュオリンゴの良さ

オンラインでの言語学習が無料で受けることができます。

お金をかけずに本格的な学習効果が得られる、しかも手軽で面白いです。

AIや世界最大級の言語学習利用者のビックデータを活用し、今なお改良を進めています。

オンライン、AI、現在の学びの研究といったものが詰まった新しいタイプの言語学習サービスです。

その他の投資環境

【銘柄への需要】

直近の決算を受けて出来高は急増、直近の需要は強い。

【先導株の特徴について】

マーケット全体に対するRSが99と強い。

業績も大きく伸ばしている。

高値圏にいち早く入っていることからも強さを見せている銘柄。

【機関の買い集めの状況】

直近でも機関投資家の保有が増加してきている。決算後も平均以上の出来高が続いて上昇。

【マーケットの環境】

IBDでマーケットのトレンドを示すフォロースルーデイの判定がありました。

その判定では、現在のマーケットは上昇トレンドを示している。

今後の展開

デュオリンンゴのミッションの一つには貧富に関わらず教育機会を平等に与えることです。

基本的に無料のサービスは世界の多くの人に使ってもらいやすい仕組みです。

世界の12億人が新しい言語を学習しており、その市場規模はオンライン、オフライン合わせて600億ドルとも言われています。

デュオリンゴのビジネスは世界の人々にアクセス可能です。

以前は口コミによる利用者の広がりを見せていましたが、最近ではマーケティングにも力を入れ始めています。

認知度の向上とマーケティングによる効果もあいまって利用者の増加が見込めます。

また、10月には言語学習以外にも数学、音楽の学習サービスも開始しました。

ゲーム感覚で楽しく学べてしっかり身につく仕組みは他の学びにも転用が可能です。

それは言語以外の科目にもリーチが可能になり、さらに拡大していくことが可能ということです。

今回の新しいサービスの開始は、直近での収益化には想定していないとしています。

ですが長期的には、現在の言語学習サービスとのシナジーを発揮して収益に貢献してくること、さらなる利用者の獲得が期待されています。

一方でデュオリンゴのようなサービスの利用者は他のサービスに移るハードルが低いです。

また競争の激しい業界でもあります。

厳しい競争を勝ち抜き今後も利用者を継続的に増やせるのかという問題もあります。

  • 利用者のさらなる増加が見込める
  • 言語以外の領域にも展開を始める
  • マーケットは大きい

デュオリンゴの略歴

【創設者】起業家でありコンピュータサイエンスの教授でもあるLuis von Ahn (ルイス・フォン・アーン)CEOと、その教え子であるSeverin Hacker CTOにより立ち上げ。

2011年:デュオリンゴのベータ版を提供開始。初期のコンセプトは、言語学習を無料かつアクセス可能に提供することで、ゲームの要素を組み込んだ独自の学習プラットフォームを確立しました。

2012年:デュオリンゴアプリを提供開始。

2014年Duolingoは新しい言語テストを導入し、TOEFLやIELTSなどの代替としてDuolingo Proficiency Exam(2016年にDuolingo English Tests に名称変更)を提供。

2021年7月:ナスダック上場。

本社はペンシルベニア州ピッツバーグ。支社はニューヨーク、シアトル、北京、ベルリンにあります。

従業員は600人を越え今後も採用を増やしていく計画です。

  • 2011年に設立、2021年に上場。成長の著しい企業。

【デュオリンゴのCEOは凄い人】 Luis yon Ahn ルイス・フォン・アーン

ガテマラ出身。20代でCAPTCHA/reCAPTHCAを発明、グーグルに売却、起業家、コンピューターサイエンスの教授でもある。

彼の若い頃の体験から、貧富による言語教育の機会を失うことがないようにDuolingoを設立。Duolingoは誰でも無料で利用することができます。

以下はTEDでのルイス・フォン・アーン氏による2011年に行われた講演です。

ルイス・フォン・アーン 「ネットを使った大規模共同作業」

  • 20代で早くも成功した起業家でコンピューターサイエンスの教授でもあるCEOが率いている

まとめ

ということでデュオリンゴについて調べてみました。

デュオリンゴはまだ若い企業ながら、そのサービスはテクノロジー、学習の研究を駆使して他にはない商品サービスを提供しています。

対象となる顧客は全世界にあり、対象顧客の幅は広いです。

今後は言語学習サービスだけでなく、他の科目のサービスにも応用していこうとしています。

知名度も高まり、マーケティングも行っています。

さらにコロナ以降の生活習慣としてオンラインでのサービスも定着しつつあるように思います。

今後のさらなる発展が期待できる銘柄の一つです。

競争が激しい業界ながら今後が楽しみな企業のように思いました。

まとめ
  • チャートはIPO後の大きいカップを形成
  • まだ若い企業ながら今後の成長が期待できる
  • 言語だけでない領域にも踏み出している
  • マーケットは大きい、全世界が対象
  • CEOは起業家精神に溢れる人物

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