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【書評】投資入門『ウォール街のランダム•ウォーカー』バートン•マルキールのまとめ

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歴史的名著といわれる本書。

個人投資家向けのわかりやすい投資ガイドとして書かれています。

内容は少し難しいので本格的に勉強したい人におすすめです。

株価の将来の予想について詳細な考察、事例が網羅されています。

500p近くあり初心者にとって読むのは苦労するかもしれません。

著者は経済学者としての経歴に加え、投資運用、資産運用のプロとしての実務も長年経験しています。

個人の投資家としても成功をおさめているそうです。

そんな著者が書いた本書は非常に学びが多く文句なく名著でした。

しっかり投資について学びたいと思い始めた方にオススメの本です。

この本は1973年に発刊され、改訂されるごとに新しい記事の追加や削除がされています。今回レビューした本は2011年出版の第10版の書評です。

この本の作者

バートン•マルキール(Burton Gordon Malkiel、1932年8月28日)

米国の経済学者、大統領経済顧問委員会委員、イェール経営大学院学部長、投資顧問会社のディレクターその他経歴多数。

投資界のプロ中のプロです。

1973年に上梓した『ウォール街のランダムウォーカー』は2020年に12は版が出ている超ロングセラーです。

この本でわかること

  • 過去のバブル事例やさまざまな投資手法の研究結果など
  • 最適なポートフォリオの組み方
  • 個人のとるべき投資戦略について

この本のおすすめ度⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

本書の評価
おすすめ度
 (5)
読みやすさ
 (2)

投資をするならまず読んでおきたい本の一つです。

  • 多くのデータに基づく実例から投資法の過ちの紹介と、市場平均以上の運用を上げることが困難である事を検証しています。
  • 多くの投資法の検証を知る事ができるこの本を読めば、有効な投資法が何かがわかります。

初心者には読むのに苦労しそうですが、その価値は断然ある本だと思います。

  • 話の内容は平易には書かれていますが、初心者には難しい言葉も多いと思います。
  • 紙面が500p近くあります。
ねむりトラ
ねむりトラ

投資のプロ中のプロが書いた投資入門書です。まず知っておくべきことが学べます。

ランダムウォークとは何か

題名にある『ランダム•ウォーク』とはどういう意味なんでしょうか。

本書では次のように説明されています。

ランダム•ウォークというのは『物事の過去の動きからは、将来の動きや方向性を予測することは不可能である』という事を意味する言葉である。

引用元:ウォール街のランダム•ウォーカー

ランダム•ウォークとは過去の動きからは将来を予測する事はできないことです。

株式市場においては過去の情報からは将来の株価を予測する事はできないということです。

本書で特に面白かったところを紹介

本書ではインデックス運用の有効性について学べます

本書ではさまざまな投資手法•理論の研究結果が紹介されています。

中でも本書で重要な部分はインデックス投資がいかに優れた投資法かがわかる点です。

プロのファンドマネージャーの成績が、単に幅広く分散投資されたインデックス•ファンドの買い持ち戦略よりも劣ることを示す、非常に多くの証拠が存在する。

『ウォール街のランダム•ウォーカー』

なぜ市場平均以上のパフォーマンスだすことがむずかしいのか?

過去の事例をもとに解説をしてくれます。

過去の出来事からは短期的な未来は予測できないとすると、テクニカル分析やファンダメンタル分析などはどうなのでしょうか?

過去の値動きやチャートから将来の動きを予想するテクニカル分析ってよく使われてますよね。

えっ、それって意味ないの?

一時期、結構調べたんですけど、、、。

果たして本当なのか?

テクニカル分析について

過去の株価変動の記録を分析しても、有用な情報は得られない。

『ウォール街のランダム•ウォーカー』

まじですか?

本書の中ではキチンとデータをもとに解説がされているので説得力があります。

あくまで短期の動きはということのようですが、未来を予見する有用性は認められなかったようです。

結果としてはバイアンドホールドの方が有効な投資法だそうです。

一文を抜粋しましたが、本書ではこのような投資の論説の調査も知ることができます。

さまざまな投資手法や理論についても広く学ぶ事ができました。

投資を学びはじめた時に読んでおくと相場を理解するのに役立つと思います。

本書では多くの重要な投資のからくりについて学べます

本書では本格的な投資の真実について広く知ることができます。

多くのことが書かれていますが、一つ一つ投資をする上で抑えておきたい内容です。

特に勉強になった部分では

  • アセットミックス(種類の違う資産の組み方)とリターンの関係
  • 投資のアプローチ法
  • 銘柄選択のルール

が特に勉強になりました。

中には目から鱗だった話しもあり非常に勉強になりました。

その一つにアセット•ミックスがあります。

アセット•ミックスとは

アセット•ミックスとは資産配分のことで、ポートフォリオに占める現金、株、債券、不動産などの構成です。

アセット•ミックスについて次のように書かれていました。

ライフワークとして様々な資産のリターンの長期的な計測を行っているロジャー•イボットソンによれば、投資の総リターンの90%は、投資家の選択したアセット•ミックスによって決まるという。

ウォール街のランダム•ウォーカー

90%以上がアセット•ミックス、、、そんなことが、、、どういうことですか?

実はこの話はじっちゃまのYouTubeで初めて知った話しでしたが、あらためて読むと驚きですね。

研究からくる話しの意味は重いです。

それまでなんとなくネットで集めた情報などで、こうなんだろうなと思っていたことに本書の内容が加わり確証を持てたりします。

じっちゃまのYouTubeをより理解するのにも役立ちました。

きちんと調べられた結論なので素直に聞くしかないですね。

他にもいろいろな投資に役立つ知識が豊富に書かれた本です。

感想まとめ

この本で一番感じる事は

  • ボリュームはあるが、投資をする上で重要な基礎となる論点が広くこの一冊で学べる本

です。

本書は過去の事例も多く載っています。

暴落事例でどんな事があったかなど示唆に富む内容になっています。

情報量は多いですが、その分網羅的に投資の基礎となる知識を得ることができます。

この本を読むと過去の暴落事例や投資手法の研究も多く非常に勉強になりました。

少し投資に慣れてきた人や投資について本格的に学びたい人、投資をする人にはまず読んでおくべき本の一冊です。

多くの投資の疑問点が解決できますし、繰り返し読んで投資の役に立てる本だと思います。

評価は星五つです。

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