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下落相場からの転換点を探る『フォロースルーデイ』とは?

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米国の著名投資家であるオニール氏の本を読んでいると面白いことが書いてありました。

相場が反転する時には必ずあらわれる現象があると言います。

一般的には『フォロースルーデイ』として知られています。

ただ今、下落相場の真っ只中。いつ相場が反転するのか知りたいと思っていたところでした。

そんな有難い指標があるなら、いつ終わるかわからない下落相場にみすみす巻き込まれなくて済みます。

特にベアマーケット(下落相場)では役立つ指標のようです。

相場の上昇トレンド転換の確認にも使えます。

ということで今回は重要指標である『フォロースルーデイ』について学んでみたいと思います。

新たなブル相場がフォロースルー日なしに始まったことはなく、ほとんどのフォロースルーは反発開始の4〜7日目にやってくることだ。

『オニールの相場師養成講座』
この記事がおすすめな人
  • 米国株に興味がある人
  • フォロースルーデイについて知りたい人
  • 下落相場の転換点について気になる人

フォロースルーデイとは?下落相場の転換点で起きる株価の動き

フォロースルーデイは下落相場から上昇相場にトレンドが転換する時に現れる、ある特徴を持った1日です。

この日が現れると上昇相場にトレンドが変わった可能性が高いとされます。

下落相場が続き底をつけたところから上昇反発の動きを見せた数日後、出来高を増やして大きく株価が上昇した日の事です。

上昇トレンドに転換する際には必ずフォロースルーデーが現れます。

フォロースルーデイの成功確率

フォロースルーデイが現れても必ず上昇トレンドに転換するわけではありません。下落トレンドに戻るケースもあります。

成功確率は75〜80%程度とも言われます。

フォロースルーデイ後、2日以内にディストリビューションが発生すると95%、3日目で70%、4〜5日目で30%の確率で失敗するとも言われます。

フォロースルーデイの活用方法

フォロースルーデイは上昇トレンドへの転換の可能性を示しています。

トレンドは初期段階のために、トレンドとともに徐々にポジションを積み上げていくとリスクを抑えられます。

フォロースルーデイでは必ずトレンド転換が起こるということではありません。

フォロースルーデイが出たからといって、いきなり相場に全力で参加してもまた下落トレンドに戻る可能性があります。

下落した場合も大怪我をしないような損切りラインや、ポジション調整が必要です。

次の上昇をとるための保険代だと思って、そこは喜んで損切りする必要があります。

相場の転換点では指数を大きく上回り上昇する優良銘柄が出てきます。

そういった銘柄を探して乗るのもこの時期には有効な方法です。

フォロースルーデイの定義

フォロースルーデイを調べていましたが人によって少し基準にばらつきがあるようです。

今回はインベスターズ•ビジネス•デイリー Investor’s business daily の直近の関連記事を参考に以下確認の仕方をまとめました。

フォロースルーデイの確認方法

【確認する指標】

  • S&P500やNASDQなどの主要なマーケットの指数

マーケットの大きな方向を確認する為、マーケット全体を捉える主要な指数を観察します。

【まず最初に確認する動き•株価の反発日を確認】

  • 下落トレンドで最安値をつけた後に上昇した日

下落相場で最安値をつけた次の日に上昇したら、その日が反発開始の1日目です。

日中に最安値をつけた後にその日の値幅の半分以上うえで引けた場合も、その日が反発開始の1日目です。

反発開始後、騙し上げの可能性もあるので4日経つまで株価の動きを観察します。

【反発上昇が継続しているか確認】

  • 安値が更新しない限り、反発上昇は継続とみなす
  • 安値を更新した場合は反発失敗。1からやり直し。

騙しの上げにならないか、反発の動向を確認します。

途中、下げて安値を更新するようなら今回のトレンド転換は起きなかったことになります。

【反発から4日目以降の動きを確認する】

  • 前日より株価が少なくとも1%以上上昇している
  • 前日より出来高が増加している

『フォロースルーデイ』達成です。

4日以上反発が続いており、出来高を伴い株価が大きく上げたということは、トレンド転換の可能性が高いです。

過去の相場を調べてみた

【2020年4月のS&P500指数】

2020年4月3日、S&P500のフォロースルーデイチャート
Trading view 提供チャート

2020年4月3日にフォロースルーデイが発生しました。

反発開始から8日目に前日より出来高が増え、株価が前日より高値でひけました。

その後、マーケットは上昇トレンドを描きました。

フォロースルーデイはIBDで調べることができます。

フォロースルーデーはIBDでも発表されます。

気になる方はこちらのホームページをチェックしておくとフォロースルーデイを調べることができます。

英語のサイトです。日本語では表示されていません。

有料サイトの為、サブスクが必要です。

deeplなどの翻訳アプリや、Googleのchromeの拡張機能で全文翻訳すると日本語で読めるようになると思います。

私自身は英語の勉強を兼ねてiPadでわからないところを翻訳しながら読んでいます。

IBDとは

IBDとはinvestor’s business daily の略です。

オニールがウォール・ストリートジャーナルに対抗する投資情報誌を作ることを掲げ設立した会社です。

現在はデジタル版がネット上で閲覧できます。有料サブスクサービスです。

投資関連の情報専門サイト。オニール氏の投資法を学ぶ人には有益なサイトです。

Investers business daily サイト https://www.investors.com/

なぜ上昇トレンドへ転換するのか

この株価の動きが示唆しているものは、機関投資家の買いの動向です。

マーケットの中で圧倒的に大きな買いの圧力を持っているのは機関投資家です。

出来高を伴って上昇をする動きは機関投資家の買いが入っていることが予想されます。

その後の株価上昇圧力が期待できます。

トレンドの転換点を見極め投資に活かす方法

下落相場で投資をするのはリスクが高いです。

下落相場は良い銘柄も4つに3つは市場にひきづられて株価を下げると言われています。

フォロースルーデイが出るまで相場で無理しないことは、お金を失う投資を避けることができます。

そうした下落相場を避けて、上昇相場に転換するのを待つのに使える指標です。

下落相場でキャッシュを温存して、いざ上昇相場に参戦できればメリットがあります。

トレンドが転換すれば、それまで抑えられていた優良株の中には一気に上昇に転じるものがあります。

そういった銘柄にタイミングよく乗ることができればメリットは大きいです。

下落相場では次に上昇する優良株を探すにはいい期間になります。

相場の転換点『フォロースルーデイ』が来るまでは仕込みをするのも一つの手です。

フォロースルーデイを詳しく学ぶならオニールの投資法について学ぶ

オニール氏の本を読む

『フォロースルーデイ』はオニール氏が使っていた手法の一つです。

彼の本を読めばどのように活用すべきか、より深い使い方を学ぶことができます。

IBDを活用する

IBDはそんなウィリアムオニールが創設した日々のマーケット情報を発信する投資情報サービスの会社です。

オニールの創設した会社だけあってオニールの投資法に役立つ情報が多くあります。

日々のマーケットの投資情報と合わせると、オニール氏の投資法の実践的な活用法が学べます。

IBDは投資の情報や投資ツールを提供しています。

サイトから申し込めばサブスクで利用することができます。

投資家向けの勉強動画なども提供していてしっかりした投資法を勉強できます。

マーケットスミスを活用する

マーケットスミスはIBDの提供する高級有料チャートシステムです。

サブスクするとオニール氏の投資法にあった銘柄を簡単に探すことができます。

マーケットの動向にも敏感に気づくことができます。

またマーケットスミス内には多くの投資家向けの教材動画などがあり、フォロースルーデイについての解説もあります。

なかなか高額で手が出ませんが、たまにキャンペーンで一週間無料とか1ヶ月の大幅値下げなどをやっています。

フォロースルーデイの活用法まとめ、下落相場では覚えといた方がいい

という訳で今回は『フォロースルーデイ』について学んでみました。

下落相場では多くの銘柄が市場とともに下げていきます。

そんな時に『フォロースルーデイ』を知っていれば、無闇に相場の反転を狙って投資をして下落に巻き込まれるリスクが減らせます。

  • 相場の転換点に早く気づけることはメリットです。
  • 下落相場で怪我を少なくできる方法としてもとても勉強になりました。
  • 下落相場でお金を守ることは、次の上昇相場で攻めるお金を温存しておくことにもつながり、リターンに大きな差を生みます。

『フォロースルーデイ』は覚えておいて損はない指標だと思いました。

相場のトレンドを活用する方法はオニール氏やミネルヴィニ氏の本にも書かれています。

これらの投資法も学ぶとさらに勉強になると思います。

興味を持たれた方にはおすすめです。

【書評】『オニールの相場師養成講座』で相場の見方を学ぶ 【書評】『ミネルヴィニの成長株投資法』はグロース投資の教科書だった

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