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米国現地時間の2024年3月7日午後5時(東部標準時)、サムサラ(ティッカーシンボル:IOT)の決算説明会が行われました。
高い成長を続けるサムサラ、決算報告は今後の将来性を知る為の一つの手がかりになります。
今回も好調な決算のサムサラですが、どのような決算だったのかフォローしていきたいと思います。
当記事は個人的に情報をまとめた銘柄研究記事です。内容は正確なものを心がけて作成していますが、その内容を保証するものではありません。また当記事は当該銘柄への投資を勧めるものでもありません。投資判断についてはご自身で調べた内容をもとにご判断ください。当記事内容をもとに投資判断されませんようにお願いいたします。万一、当記事をもとに損害を被ったとしても当方では一切の責任を負うものではありません。

売上高・EPS
- ⭕️EPS予想3セントに対して、結果4セント。前年同期はマイナスでした。上場後初のプラスになりました。
- ⭕️売上高予想2.58億ドルに対して、結果2.76億ドル。前年同期比49%増。
次期・年間ガイダンス
- ⭕️次四半期EPS予想−1セントに対し、新ガイダンス0〜1セント。
- ⭕️次四半期売上高予想2.67億ドルに対し、新ガイダンス2.71~2.73億ドル。
- ⭕️年間EPS予想9セントに対し、新ガイダンス11~13セント。
- ⭕️年間売上高予想11.7億ドルに対し、新ガイダンス11.86~11.96億ドル。
ARR(年間経常収益)
- ARRは11億200万ドルでした。前年同期比39%増。
EPSの推移
【四半期別EPS推移】
- 2024年Q4 4セント
- 2024年Q3 4セント
- 2024年Q2 1セント

【年間EPS推移】
- 2024年 7セント
- 2023年 -13セント
- 2022年 -48セント

売上高の推移
【四半期別売上高推移】
- 2024年Q4 276.3M (前年同期比39%増加)
- 2024年Q3 237.5M (前年同期比40%増加)
- 2024年Q2 219.3M (前年同期比43%増加)


決算発表を受けて、34.36ドルから39.16ドルに株価は大きく上昇しました。上昇率は13.97%でした。
新高値圏までギャップアップで上昇しています。
その後、数日高値圏を維持していましたが、現在は下落しています。
前回の決算同様に大きい出来高を伴い上昇。
今回は前回の決算時と同様に出来高が増えましたが、今回の方が少し出来高が多かったです。

今回も事前予想を上回る好決算が発表されました。
サムサラの製品は導入することで、はっきりとしかも早期に業務に改善が見られることも特徴です。
マーケットは大きく、顧客はメリットを実感しやすい中で成長を続けています。
また、様々な方面での成長が続いているのがわかりました。
大口顧客へのフォーカス
サムサラは最近、ARR10万ドル以上の顧客に重点を置いていました。
結果として、10万ドル以上の顧客数は前年比で611社が増え、トータルでは1848社になりました。年間成長率は49%と大きく増加しました。
そのうち100万ドル以上の顧客数は前年同期比で62%とと大きな伸びを見せ、トータルでは82社になりました。
大口顧客の大きな成長が見られました。
新規顧客、既存顧客でも売上の伸び
新規顧客の獲得だけでなく、既存顧客の売上の両方が成長しています。
既存顧客に対しても、新商品の投入や、さらなるサービスの購入により売上が伸びています。
新規年間契約額のうち、47%は新規顧客からでしたが、53%は既存の顧客からでした。
多様な業界へのビジネスの拡大
取引先の業界が多様化してきています。
もともと運送業のトラックなどを対象にした事業でしたが、現在は多様な業界からの売上が増えてきています。
今回の決算では、特に建設業界からの契約が伸びていることが示唆されました。
新規年間契約額のうち20%は建設業界から来ています。
グローバルへのビジネスの展開
アメリカ以外からの売上の増加が見られています。新規年間契約額のうち16%はアメリカ国外からでした。
メキシコ、カナダ、西ヨーロッパなどを視野にビジネスを展開しています。
規模の拡大による効率のアップ
サムサラの規模の拡大により業務効率の改善が見られています。

世界のGDPの40%以上を持つ業界が対象のビジネスです。600億ドルのマーケットがあるとも言われています。
眼前には大きなマーケットがあります。デジタル化は初期段階であり、今後も大きな成長が期待できます。
今後も大きなマーケットがあり、大きな成長が期待されています。
長期での成長に対するアクション
長期での成長を推進するものとして、
- サムサラのマルチプルプラットフォームを拡大していくこと
- グローバルなマーケットを成長させていくこと
- セキュリティへの投資も増やしていくこと
- サムサラの独自の企業文化を広めていくこと
が語られました。
AIを活用した新製品の投入
サムサラはとてつもなく多くの機器を活用しています。
今年度、9兆以上のデータポイントをサムサラのコネクテッドオペレーションクラウドで処理しました。
そのデータを活用した製品は検討されているところです。
6月26日から28日年次にビヨンドという顧客カンファレンスが開催されます。
その際に新商品が発表されることが語られました。
AIを活用した製品になる可能性が示唆されています。
ガイダンスは保守的、力強い成長に自信を感じられる
今回の決算発表では大きなマーケットが眼前にあり、強い成長が今後も期待できることが感じられました。
ガイダンスに関しても、様々なリスク要因を考慮に入れた保守的なガイダンスになっています。
もしも想定しているリスクが起こらなかった場合には、ガイダンスを上回る業績が期待できます。
ということで今回はIOT・サムサラの2024年度第4四半期の決算説明を振り返ってみました。
決算内容はとても強く、今後の成長を期待させる内容でした。
決算の強さを見ていると、AIの活用によるデジタル化が今後もどんどん進んでいく未来がやってくるのが感じられました。
急成長を続けるサムサラ、今後もフォローしていきたいと思う決算内容でした。
- 2024年度第4四半期決算は素晴らしい内容でした。
- 今後の成長はまだまだあります。
- 様々な方面での成長がありました。
- 今後もAIを活用した商品が投入される予定であり、さらなる進化が期待されます。
