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今回紹介するのはピーター•リンチ氏の著書です。
ピーター•リンチ氏は伝説のファンドマネージャーとも称されたファンドマネージャーです。
伝説のファンドマネージャーの成績はというと、
1977年から1990年の彼のファンドのリターンは年平均29.2%でした。
この期間の投資信託ファンドの成績としては世界No.1の成績を残しました。
そんな彼の投資理論が本書では学べます。
彼の投資理論が書かれた本書は身近なアイデアも紹介されています。
アマチュアでもプロを出し抜く方法があると言います。
どんな点に注目して投資戦略を建てているのか？
最近は成長株投資を勉強しているのですが、本書を読んで投資判断の幅を広げることができ勉強になりました。
ということで、今回は伝説のファンドマネージャーの著書『ピーター•リンチの株で勝つ』をレビューします。
中•長期で見た株価の動きと要因について知りたい人
アマチュアでもプロに勝てるポイントを知りたい人
著者はピーター•リンチ氏（peter lynch）です。
本書の原題は『One up on wall street』です。
投資信託の販売•運用会社、フィデリティ•インベストメントに入社。
1977年マゼランファンドのファンドマネージャーを担当。
1977年から1990年の運用期間で、1800万ドルの預かり残高を140億ドル以上に増加させました。
投資手法はバリュー投資です。
おすすめ度 星5
中長期投資スタイルのリンチ氏の基本的な投資理論が学べます。
業種の特徴や機関投資家の話など中長期で見た投資判断に役立つ内容でした。
投資判断で覚えておきたい内容が多く、一度は読んでおきたいおすすめの本です。
本の難易度 初級者〜中級者向け
中長期的に見た投資判断の一つが学べます。
投資判断の幅を広げるのに初心者、中級者におすすめです。
- 長期視点の投資理論、有望株の探し方
- アマチュアがプロに勝るメリット
業種や機関投資家の特徴といった違いを学ぶ
有名成長株投資家の一人がおすすめの本に挙げていたのが本書でした。
一方で、リンチ氏はバリュー投資家として知られています。
読んでみると、なるほど投資環境や大きな流れを判断するのに勉強になる内容でした。
成長株投資法ではありませんが、投資環境や投資の大枠の理解が深まりました。
業種やその株の特徴による株価の動きの違い。
機関投資家の判断の根底にあるもの。
など投資判断に押さえておきたい内容が多くあります。
ウォール街のプロたちは、面白い銘柄を買う理由を探していると考えたら大間違い。
『ピーター•リンチの株で勝つ』p78
アマチュアの強みを活かす
機関投資家は有望な銘柄を単純に探しているのかというと、実はそう簡単ではないようです。
様々な制約や要因があり、機関投資家は判断を下していることがわかります。
読んでいると、アマチュアが立ち打ちできないように思える機関投資家にも弱みがあるんだなと感じました。
それと同時に、立ち回りかた次第でアマチュアでもプロに負けないメリットを持っていることがわかりました。
なぜ機関投資家は単純にいい銘柄に投資できないのか？
機関のできないことは何なのか？
アマチュアがプロに勝つ方法とは？
本書を読めばアマとプロの違いについての理解が深まります。
株価に影響を与える重要な市場参加者である機関投資家の動きは勉強になりました。
また、アマがプロに勝つ方法は意外に身近にあることがわかりました。
一般投資家のなかには、町に行ってドーナツを食べることが株式の基礎的調査の第一歩になる、と気づいていない人が多く見られる。
『ピーター•リンチの株で勝つ』p55
身近にある投資アイデアを活かす
投資のアイデアは実際に身近な生活の中にもあると思います。
自分が普段何を使っているのか？
買う時に選んでいるのは何か？
使っているスマホや服、食事はなどなど。
意外に投資のアイデアはそういう身近にあることがわかりました。
改めて考えてみると、実際にプロが調査するのを待つまでもなく使ってみた本人がよくわかっているわけで。
そのメリットに気づかないのは勿体無いことです。
身近な投資のチャンスにも気付けるように気をつけようと思いました。
この他にも本書では、自分がどんな投資家か？
有望株の探し方、ポートフォリオの組み方や売買タイミングなど。
長期的な観点から見た判断方法を学ぶことができます。
本書では長期視点での投資理論が多く学べます。
バリュー視点での有望株の探し方や、売買タイミングの取り方は大きい投資の流れに乗るのに役立ちます。
銘柄選定の判断方法の幅が広がると思います。
今回は『ピーター•リンチの株で勝つ』を読んでみました。
投資環境を判断や業種の株価の動き、機関の動きなど役に立つ内容が多かったです。
- アマチュアのメリット
- 長期視点の投資理論
が特に勉強になりました。
成長株投資を勉強中ですが、また違った一歩引いた大きな目線で投資を見るアイデアが学べました。
伝説のファンドマネージャーが書いた投資理論の本は、身近な内容も多く、わかりやすい内容でした。
また違った視点で投資の判断方法が学べ、投資判断の幅が広がる内容です。
本書は投資を学ぶなら一度は読んでおきたい投資のおすすめ本です。
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