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この株の値段ってどうなってんの?上がったとおもったら底なしに下げるし、安いんか高いんかわからん!
そんな疑問に答えてくれる一つの方法が PERで推測する方法です。
値頃感がざっくりわかることで大きくやられるリスクを軽減できます。
大怪我しないためにも是非覚えておきたい知識ですね。
ということで株式投資の基礎知識の一つPERについてYouTubeなどを参考にまとめてみました。
では早速みていきましょう!
PERとは
PER(price earning ration)とは株価を一株あたりの利益で割って何倍になるかを求めたものです。
(計算式)
PER = 株価 ÷ 一株あたりの利益
PERでわかること
株価のおおよその割高、割安を測ることができます
特に極端に行き過ぎた状況を知ることで、大きくやられるリスクを下げる事ができる
PERの注意点
おおよその値頃感は測れるが、それだけを頼りにはしにくい指標
PERの基本的な性質
将来の成長が期待できる企業ほどPERは高い。小型株、先端企業など。
将来の成長が低調そうな企業ほどPERは低い。大型株、成熟産業など。
成長率の高い企業は将来の利益の増加を見込んで高くても買い進まれやすいです。PERも高くなる傾向。
成長率の低い企業や将来の利益が減りそうな企業は低い評価を受けやすく、そうなるとPERも低くなる傾向。
PERは何倍がいいのか?
高成長の株は高いPERで取引されますが、高いまま取引され続けることも多いです。
割安なPERの株も万年割安のまま放置されることも多いです。
異業種間でPERを比べることはほとんど意味がありません。
過去の水準と比べたり、セクター間や同業種内の状況と比べる事でざっくりとした水準をはかることができます。

PERの基本的なことがわかったので次は大きくやられない為にどう使うのか見ていきましょう
大怪我を避けるPERのチェックポイント
高いPERの銘柄には注意する。
金利上昇局面では成長株のPERは特に下がる傾向があります。
▫️対策
逆にPERの低い銘柄は金利上昇に強い傾向があります。
こういった局面ではPERの高い銘柄への投資を控え、低PERの銘柄に組み替えることで大きく下落することのリスクを軽減する事ができます。
▫️過去の例
米国で金利上昇局面にグロース株の暴落した例としてニフティ・フィフティ相場があります。
株価が1/3以下になる銘柄も続出しました。


PERが高いほど大きく下落のリスクもあるので気をつけてね
市場全体にPERが高い場合、注意が必要です。
日本のバブル前、市場のPERは40〜60倍でした。
2022年初めの日経平均のPERは14.1倍でした。
ニフティ•フィフティ相場時の市場を牽引した銘柄群のPERは崩壊前には平均で40倍程度でした。
2022年初めのSP500のPERは23.12倍でした。
▫️対策
市場全体が鼻血の出るほど高いPERの時には投資する市場自体を変えるのも一つの手です。
別の国や新興国、割安なセクターを探すといいかもしれません。
投資家のじっちゃまさんは日本のバブル前に市場のPERが高いのをみて、戦場を米国市場に移しました。
極端にPERが高くないか、低くないかを確認します。
PER50倍以上や8倍以下の銘柄など特に極端な場合は注意です。
とはいえ割高のまま取引され続ける銘柄もあれば、万年割安なPERで取引される銘柄もざらにあります。
それが正当化できるPERなのかを考えてみる事をおすすめします。
割高の可能性や、低すぎると何か問題を抱えている可能性もあります。
▫️対策
極端にPERが高い、低い銘柄への投資は避けるか慎重に。
できるだけ大怪我リスクを下げたいのであればPERが高くない銘柄に絞って投資するのも一つの方法です。
他にも活用例、相場の変化をシグナルするPER
株式投資をするには追い風になるので良い環境です。
投資家が株式に対して支払ってもいいとする値段が高くなっていく時です。
金利下降局面で起きやすく、マルチプルエクスパンションと呼ばれます。
また逆の事が起こることをマルチプルコントラクトションと呼び、金利上昇局面で起こりやすいです。
株式投資にとって良い環境
景気後退の脱却時にPERの上昇が発生することがあります。
不景気で企業が利益を思うように出せなくなってくると、業績の悪化からPERが下がります。
株価は会社の利益の低下スピードを追い越して下がり、実際の業績悪化の一足先に底打ちすることがおきます。
業績の悪化する一方で、株価が下げ止まることから不自然なPERの上昇が起きます。
実際の景気回復を前に、株価は業績改善を織り込んでPERが反転して高くなる傾向があります。
景気後退からの脱却時にもPERの上昇は起こりやすい
まとめ
PERはそれ自体では投資の判断は難しいものの
大まかに極端な割安、割高の判断するだけでも大怪我リスクを軽減できると思います。
ということでPERの基礎知識を見ていきました。
株価が大きく下落する前にはPERが高いことも多いので、大怪我を防ぐ為にも見ておきたい指標だと思います。
ねむトラ自身、投資を始めた時はこんなこと知らずにチャートだけ見て投資してました。
しっかりやられてましたけど。
ということでPERをまとめてみました。
投資の失敗を防ぐ参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。